DREAMING BODY

CREATIVE WRITING

2024年5月より、東京、広島、長崎、福島、沖縄の五都市でクリエイティヴ・ライティングを開催していきます。個人の体験とそれぞれの土地がもっている歴史が呼応した時、どのような作品が生まれるのか。


私たちは、この数年でコロナウィルスによるパンデミック、ミャンマーのクーデター、ウクライナ紛争、そしてパレスチナ紛争と、全世界を揺るがす困難な情況の渦中に放り込まれました。さらに2024年1月1日には能登半島で大きな地震が起きました。気候変動は加速し、北朝鮮のミサイル報道にも麻痺しているような情況です。

コロナ禍以降、原因不明の体調不良を訴える人が増えました。それぞれの身体や人生に起きている異変や不調は、もしかしたら地球規模の大きな変化のプロセスを伝えているのかもしれません。東京でのクリエイティヴ・ライティングは、いまどんなプロセスが地球規模で展開しているのかを、受講者の作品から学んでいきます。

Session1Dreaming body & Creative writing 

クリエイティヴ・ライティング in 東京

5月25日(土)10時〜16時

会場 南青山フラットベース

東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山10階

参加費: 35000円

内容

・従来のクリエイティヴ・ライティングと同じく、ゲームやグループワークを通して創作実習を行います。ワークの題材として戦争や紛争、核に関連する資料が使われることがあります。(「ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ 原子力を受け入れた日本」ちくまプリマー新書など)

・作家・田口ランディが創作の指導にあたります。2回〜3回の文章実習があります。

・書かれた作品は、著者の了解を得てサイトで公開する可能性があります。


【参加方法】

・どなたでも参加できます。

・サイトの申し込みフォームよりお申し込みください



ドリーミングボディ

…………Dreaming body とは?

アメリカの心理学者アーノルド・ミンデルは人間の意識の背後にある無意識領域を「ドリーミング」と再定義しました。ドリーミングは常に私たちの意識に働きかけており、ドリーミングボディとなって現実の私たちの身体に病気のような反応を起こしたり、不可解な夢を見させたりすると考えます。

この連続的なクリエイティヴ・ライティングは、ミンデルが創設した米国のプロセスワーク研究所に留学し、認定プロセスワーカーの資格を持つ佐野浩子さんの提案から実現しました。

歴史的な土地を巡りながら、参加者のドリーミングボディが語りかけてくる物語を、クリエイティヴ・ライティングの手法でおのおの執筆していきます。

個人と土地がどのように呼応し、どんな物語が立ち上がってくるのかを体験していきます。


profile

講師 田口ランディ

1959年生まれ。作家、エッセイスト。2000年「コンセント」で作家デビュー。2001年「できればムカつかずに生きたい」で婦人公論文芸賞受賞。著書に小説「被曝のマリア」、エッセイに「ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ」ほか多数。2016年よりクリエイティヴ・ライティングを広く一般の方々に伝えている。書くことによって過去が再編集され、新しい視点が人生にもたらされること、人間の潜在意識は深いところで血族や民族の歴史とつながっていることを、創作文章を通して発見。以降、独自の手法によるクリエイティヴ・ライティング講座を開催している。


オーガナイザー 佐野浩子

佐野浩子
臨床心理士、認定プロセスワーカー、日本プロセスワークセンターファカルティ。児童養護施設などでの勤務を経て、2013年より都内にて開業。プロセスワークとクリエイティヴ・ライティングに共通するドリームボディの存在に着目。土地を巡る連続講座を企画、運営しつつ、自身も参加する予定だ。